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カンボジアのエシカルなブランドといえば、廃棄物ゼロプロジェクトを掲げるアパレルブランド tonle をはじめ、廃棄された古材を使用して家具を作るAlchemy Design 地方の女性達の経済的地位の向上を目指しオーガニック製品を作るDai Khmer など。その他にも、社会問題・課題にアプローチしながら、持続的なビジネスを展開しているブランド企業は数多い。

そして、新たにプノンペンのエシカルファッションシーンに加わるのが、カンボジアの伝統布クロマーからインスパイアされたブランド、Good Krama。カンボジアの激動の歴史をくぐり人々に広く愛されてきたクロマー。その象徴的アイテムをGood Kramaのアイコンとして、若年層へ環境問題への意識を投げかけ、カンボジアに根付くストリートカルチャーの足元から社会派ストリートファッションのブームを創っていく。

Good Krama の製品は、伝統的な手織りのクロマーと現代的なデザインの融合を特徴としている。先日行われたCambodia Urban Artでは、ストリートアーティストのChifumiとコラボレーションした限定商品を発売。保守的なクロマーのイメージに新たな風を吹き込んだ。

製品のベースの素材となるのが、肌触りのいいシルクやコットン生地の手織りのクロマー。プノンペンより南にあるタケオ州で一つ一つ手作業で織られているものを調達している。その他に、木材パルプから作られたテンセルのような天然の生地、縫製工場に積まれたデッドストックや生地の余りをアップサイクルしたものを積極的に取り入れている。

製品には、できるだけ環境に配慮したこの3つの異なる素材を使用している。その為、一貫性あるデザインを継続していくほどの十分な生地を集めることは難しいが、常にデザインは変動的なものとして考えている。

近年、ファッション産業は2番目に世界の環境を汚染している産業であり、毎年約800億もの衣類が世界で生産され大規模な環境への影響が深刻化している。Good Kramaは、ファッション産業が生み出す負の問題を少しでも解決できるように環境問題に取り組んでいきたいと考えている。

まずはファストファッションの波に逆らい、量より質を重視するスローファッションを提唱し、全体的な生産廃棄物を削減。そして、カンボジアにある500以上もの縫製工場が持つ膨大な量のデッドストックの生地を購入し再利用していく。タグやパッケージ、発送時の梱包素材などにもこだわり、生産ラインで使用する素材は、全て環境に配慮したものを選んでいる。

WHO MADE YOUR CLOTHES? ’’ファッション産業に革命を’’
あなたが何気なく選んでいる衣服は、どんな人が作っているのか知っていますか。どんな場所で。どんな行程で。
Good Kramaは、全ての行程に透明性を持つことが、整合性を持って製品を作っていく鍵となると考え、世界80カ国以上の国が参加している、Fashion Revolutionにも賛同している。

カンボジアの若い世代のカルチャーの中心から、社会問題に対する意識を変えていく存在となることと、世界に向けてカンボジアンエシカルファッションを広げる鍵となるGood Krama。今後の活動も楽しみである。




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